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コーネルメソッドノート(実践編)

アラカルト : 2024年10月13日(日)
私はノートを使って資料をまとめることが多い。何故なら、記憶という曖昧なものを確かにするには、言語化、そして見える化した方が安心できるからだ。

特に、新しいものを生み出す時には、パソコンでデータをまとめたものを改めて、ノートに落とし込むことで、更に新たな気づきがあり、そのやり方を踏襲している。

たとえば、セミナーを企画するとき、対象者のニーズを仮説という形で考える。そしてさまざまな角度から検証する。その過程で関連書籍を読む、新聞記事のスクラップ、経験談や関係者から聞いた話などで情報を集める。そして、セミナーのストーリーづくりをおこなう。

2時間のセミナーでは、かなりの情報を取り扱うことになるが、それを支えるのがノート。そのほか、アプリケーションソフトでは、Evernote(エバーノート) やPDFに加工した資料が元に、手書きの資料にまとめる方が、私の場合より頭に入ってきやすいように感じる。

ある時期から、無駄な時間をつかっているのではという思いがフツフツと湧いてきた。そして、いろんな方法を試したみた。たとえば、イラスト入りやスクラップなどの情報を貼り込んだ直感的なノートなどに心惹かれた。しかし、長続きはしそうにないし、ノートづくりが目的になりそうに思えた。
試行錯誤の末、たどり着いたのがコーネルメソッドノート。コーネルとは、世界大学ランキングで上位をキープするアメリカのコーネル大学のことで、今から40年程前に開発されたノートシステムのこと。(下記は見本イメージ)
コーネルメソッドノート
左側がキーワードエリア、右側はノートエリア。そして下部が、サマリーエリア(復習するとき、ページ毎の要約を簡潔に書き入れる)
このノートシステムを使って数ヶ月、感じたのはキーワードエリアがあることで、ノートをすべて読まなくても思い出せることは読み飛ばすことができる。
サマリーエリアは、全ページの要約が書いてあるので、毎週、10分程度読み返すことで脳に定着することができる。記憶は、繰り返さなさないと定着しないことは、エビングハウスの忘却曲線で証明されている。
当初は、コーネルノートを通信販売で購入していたが、市販品が少ないため、最近では自分でラインを引くなど手作りのノートを使っている。手間はかかるが、手触りのよい紙のノートを使うことで、モチベーションアップに繋がっている。