「テーブルチェックファストパス」は、レストランや飲食店などで提供されるサービスの一つです。通常、混雑したレストランでは予約が必要で、待ち時間が長くなることがありますが、テーブルチェックファストパスを利用すると、待ち時間を短縮することができます。
先週のTBSテレビ「がっちりマンデー」では、ラーメン店 銀座八五の紹介をされていました。同店は、ミシュランの星を獲得しているお店で、特徴の一つは、その独特な醤油ベースのスープで、深い味わいとコクがあり、また、細麺と具材のバランスも絶妙との紹介がされています。
お店は、最大6時間待ちが出る程の人気店で、お待ちいただく人の整理や周辺の迷惑対策など、時間とコストをかけていたそうです。
その後、記帳制や予約制などを試してきましたが、予約された時間にお客様がこないなど、時間やスープや材料などを無駄にすることが多かったそうです。しかし、午後からのお客様をテーブルチェックファストパス専用としたことで、利用者が昨年11月から運用を始め、3月には月間14,000人の方が利用するようになったとのことです。
料金は500円。事前にクレジットカードでの決済が必要です。取材を受けていた常連客は、「混雑なく入れるので、必要経費と考えている」と話されていました。また、海外からこられたお客様も、「美味しかった。時間はないけど、せっかく来たから人気店の料理を食べたいと思った」など。導入は成功しているようです。
銀座八五の予約画面はこちら
ビジネスの基本は、困りごとをどう解決するかに尽きるように思います。困ったはどこにでも存在しますが、解決方法は、ケースバイケース。しかし、最大公約数の解決方法をどう仕組み化し、マネタイズすることができるか、が課題です。しかし、そこがビジネスの醍醐味。いろんなところにヒントが落ちていると考えます。