3年前、美しい文字を書くことに挑戦しました。ある程度上達はしましたが、独学の域を越えることはできませんでした。しかし、自分自身が満足できる文字を書けるようになることを目指し、今回は本格的に学習を始めることにしました。
教室に通う余裕がないため、通信教育での学習を選択しました。標準的なコースは4ヶ月間とされていますが、実際に取り組んでみると、予想よりも2倍の時間、つまり約8ヶ月が必要だと感じています。
なぜなら、各文字はまるで「絵」のように捉えられ、その絵を模写するような感覚で学ぶからです。例えば、「あ」という文字一つをとっても、筆のはね、はらい、文字のふくらみなど、一文字ごとにその独特の魅力やドラマが存在します。
私は通信教育を提供している複数の会社から資料を取り寄せ、それぞれの美しい手本文字を比較しました。そして、自分の感じる美しさに最も合うものを選び、申し込みを行いました。興味深いことに、会社によって提供される手本文字には異なりがあります。長い歴史を持つ会社も検討しましたが、最終的には通信教育の大手であるユーキャンを選びました。
ところで、2023年11月から年金の支給が始まりました。それと同時に、ここ数年で体の至る所に老化の兆候を感じるようになりました。このことから、自分の人生の有限性をより強く意識するようになり、できることを限られた時間の中で挑戦しようという決意が芽生えました。このボールペン講座に参加することも、悔いのないように時間を大切に使う一環です。
仕事で手書きの文字を頻繁に書く必要があり、また個人的な趣味として好きな手紙のためにも、65歳の誕生日を迎える8月までに、自分が満足できる品質の文字を書けるようになりたいと思っています。