元TVキャスターに学ぶ「笑声(えごえ)®レッスン」、プレゼンス・マネジメントのテーマにて、2月1日(金)主催者であるみやざきNPO・協働支援センター(以下センター)にて、元アナウンサー成田万寿美氏を迎え開催された。
ホームページによると、「プレゼンスは外見、立ち居振る舞い、在り方等々日本語では様々に解釈されます。ビジネスの世界はもちろんの事、地域づくり活動、NPO活動、協働事業を行う場合等、プレゼンスは大きな影響を及ぼします。どんなにすばらしい話でも、その立ち居振る舞いや声の使い方によっては、相手の心に届きません。「信頼される立ち居振る舞い」、「安心感や思いが伝わる声」とはどんなものでしょう。」との案内にこころ惹かれ受講を決めた。
今回のセミナーで学んだことの中から、大切に思うことを5つにまとめて記載します。
コミニュケーションの前に
人の脳は瞬時に過去の経験から「敵」か「味方」か、自分と「合う」人か「合わない」人かと判断する。よって、コミニュケーションの前に自分自身の態度(プレゼンス)次第で、大切な話も第一印象が悪いと聞いてもらえない。よって次の3つを意識することが重要。
(1)言葉への意識(適切な言葉を使う)(2)見た目と態度(視覚情報への意識)(3)声と話し方(聴覚に人柄や思いをのせて)。2,3はノンバーバル(見えない)・コミュニケーションと呼ばれ重要視されている。
コミニュケーションの基本は9割が「傾聴」
話すより聞くことで人間関係を深められる。どのように聞くかがポイント。
(1)黒目で真ん中(上の空で聞かない)(2)プラス1秒のアイコンタクト(発語の後に残す)(3)うなずき(承認の合図)を意識する。
コミニュケーションづくりで大切なこと
会話の量と質を考えよう。量とは、よく話す、お互いの情報を交換しあうこと、会話の質とはどんな声で話すかということ。どんな声で話すかで伝わるものも違ってくる。お互いの波長が合うという言葉があるが、声のボリュームやスピードを合わせる(目線を合わせるように)ことが大切。それは、真似るという意味ではなく、声が話し相手との距離を縮めるという意味で、ゆっくり話す人にはゆっくり応答すること、つまり伴走するイメージだと私は感じた。
意識して声をつかってみる
声は筋肉で発声するため、頬の筋肉や喉の開き方に影響される。日頃から、声のチューニングと発声トレーニングをおこない声を鍛えておく。セミナーでは早口言葉や頬の筋肉をつかったトレーニングの方法を教えていただいた。改めて、声を意識的につかうことを学んだ。
伝えるためのパワーの源は何?
成田講師の人柄に触れるセミナーで、悪性リンパ腫とよばれるガンとの闘病生活、そして現在声の力で克服されたことやストレス解消法など、本音を交えたトークであたたかい気持ちになった。プラス思考で瞬間を楽しく生きるという姿勢が、講師のパワーの源になっているのだと感じた。