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気持ちを新たに、

産業カウンセラーの有資格者として、公的資格にふさわしい専門職として社会的責任を果たすため、所属する日本産業カウンセラー協会では倫理綱領が制定され、自己研鑽制度（能力向上学習支援システム）がつくられています。その一環としてスーパービジョン制度が設けられ、1年に1回、受けています。

昨年度は、101名の方を対象にカウンセリングをおこないました。日々、留意しながら相談者と向かい合っています。それぞれ課題や悩み、環境は違いますし、経験や書物だけでは解決しない問題、倫理的な事例も多々遭遇します。

だからこそ、スーパービジョンでは、カウンセリング事例を事前にスーパーバイザー（指導者）に提出し、具体的な助言や気づきを得る時間が大切な機会となっています。

今回も、私を含め3名の方がそれぞれ提出した事例をもとに、1人1時間にわたり、スーパーバイザーからのフィードバックだけでなく、ほかお二人からも意見や感想をいただきます。

これまで毎年のように受けているなかで、カウンセリング中の自分自身の思考の癖や、新たな事例や課題への対処の仕方などを学んできました。そのことがカウンセリングの質を向上させ、相談者の満足につながっていきます。そして、私自身も気持ちを新たに頑張っていこういう気持ちになります。