10月から、ピアノを始めた。1万5,000円で購入したヤマハのキーボードを毎朝、毎夕楽しんでいる。グランドピアノの音が再現され、またタッチセンサーがついており、弾き方ひとつで強弱が表現できること、ピアノのほか、オルガン、ストリングスなど10の音色も入っており、パソコンやスマホから制御可能だ。先月のライブで、ライブ仲間から鍵盤を叩く音に気になるので、買い直したらとのアドバイスをもらった。
たしかに、ピアニカの鍵盤のような樹脂製の軽い鍵盤。ライブで歌の伴奏は、リズムを刻むような弾き方をするため、カタカタと音がでる。それを解消するには、木製鍵盤かそれに近いタッチ感がある鍵盤を選ぶ必要がある。
早速、楽器店を訪ねたところ、半導体の世界的な調達難により、海外工場からの納品が遅れているため、納品まで時間がかかるとのこと。一方、コロナ禍でお家で過ごす時間が多くなり、ピアノを始める方が増え、手軽に音楽が楽しめるキーボードが売れており、人気メーカーによっては品薄・品不足のようだ。
私もピアノを始めて、毎日が楽しくなり、仕事や生活全般へのモチベーション上がった。若い時とは違って、上達は遅いが、小さな成長や気づきを大切したいと思う。62歳からの再挑戦だけれど、楽しいことが増えることは健康管理の側面だけではなく、これから先の人生にちょっとした明かりを増やすにもつながる。
そういえば、ピアノの弾くユーチューバーやテレビでのピアノ演奏などを見かけるのは、このことだったのかと腑に落ちたところ。メディアは時代の写す鏡なのだ。
ところで、このキーボード。現在、ヤマハ、カワイ楽器、カシオ、ローランド、コルグなどのメーカーがさまざまなニーズを吸収できる製品を発表している。音質が鍵盤のタッチ感、音のバリエーション、多重録音付き、スマホと連携したものなど、迷う機能がついている。値段も、鍵盤のことを考えると5万円以上はかかる。しばらくは、腕を上げることに専念して機種を絞り込もう。