キャリアコンサルティング(再掲)
今週は、4日間にわたってある企業、A社のキャリアコンサルティングを実施しました。職務の棚卸しやこれまでの生き方(経験や価値感、意識など)の整理を面談のなかでおこない、これからの働き方、生き方を考えるというものです。
本事業を通して、経営陣の期待、つまり、仕事への向き合い方、仕事を通して価値を創造すること、また職員の方々がイキイキと働くために、費用と時間をかけても実施したいという思いが伝わってきます。
総じて言えるのは、定期的な研修などを人材育成に取り入れているため、ほぼ全員の方が経営的な感覚を持ち、会社からの期待への理解、意識が高いことが伺えます。改めて、人材育成の重要性を感じました。
このことは、別の企業Bの職員の働き方からも垣間見ることできます。たとえば、B社のOBたちは県内の企業に再就職、また社会貢献活動をされていますが、現役時代の経験や学びを活かして、第2の人生でも活躍されています。
改めて、「人」が企業や地域発展の源泉であることがわかる事例です。ここでひとつ言えるのは、自分でできる方は別として、できない人にどう、振り返りの機会、考える機会を提供していくか、その仕組みをつくっていくかが課題かと思います。
人材育成は、短期的な利益は生みませんが、長期的には企業や地域の課題へ改善、改革を推進する力溢れる人材が、企業の成長、安定を支えていくように思います。