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フォロアーシップを考える

組織開発 : 2021年08月16日(月)

フォロワーシップとは、チームの成果を最大化させるために、「自律的かつ主体的にリーダーや他メンバーに働きかけ支援すること」とされています。

ウィキペディアによれば、「フォロワーシップの概念は、提唱者である米国カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授によるもので、教授の調査によると、組織が出す結果に対して「リーダー」が及ぼす影響力は1-2割。 対する「フォロワー」が及ぼす影響力は8-9割にものぼるといわれています。 企業再生や組織変革の成功企業の中には、企業トップの功績として取りざたされているものが多数ありますが、マスコミとして劇的なストーリーを作りやすいからであり、 実際は多くのフォロワーの活躍がなければ成立しなかったものばかりです。組織改革を始めるのはリーダーですが、完遂させるのはフォロワーである」と記載されています。

フォローアップ
フォローアップの構造

樹木で例えれば、フォロアーは成長を支える「根」の存在。それは、リーダーを支えるフォローシップメンバーと言えますが、大きくいえば、社員であり、社員の家族、取引先、取引業者ほか関係者かもしれません。ここをおざなりにすると、組織は弱体化、そして崩壊してしまいます。よって、仕事の報酬だけでなく、日頃の感謝の気持ちや敬意が必要であると私は考えています。

日本企業の良いところは、三遊間のボールを誰かが取りにいくという暗黙知によって支えられているといわれています。
各選手の力量もさることながら、その時々のゲームの流れや場面によって自分が処理する守備範囲が変わってくるため、人の知恵と信頼が欠かせないのです。

よって、その知恵と信頼を生み出すフォローアップを醸成する組織づくりを進めることが大切です。