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札幌、大通り公園ウォーキング

旅のお話 : 2021年07月21日(水)

毎日暑い日が続きますね。せめて気持ちだけでも、爽やかになっていただければと思い、以前ブログで紹介した札幌を旅した記事を掲載します。(以下はブログ記事より)

6月の札幌。大通公園を歩く。北海道を知るには、開拓の歴史を知ることが必要だとガイドボランティアの羽田さんが教えてくれた。
明治になって開拓の地、北海道にやってきたのは、各藩の武士達。寒さや未開の地であったことから、苦労は絶えなかったという。
また、当時アメリカにとっては燃料となる鯨の脂、それにとっては不凍港のある北海道は、魅力的な土地だったという。

その北海道で、反映の石杖となったたくさんの人達がいることを知った。札幌市の都市開発に関わり、「北海道開拓の父」と呼ばれる島 義勇(しま よしたけ)もそのひとり。くわしくはこちら

ちなみに、大通り公園は、札幌市の中心部に位置し、大通西1丁目から大通西12丁目までの長さ約1.5Km、面積約7.8ha(ヘクタール)の特殊公園です。特殊というのは、火気が使用できるのもそのひとつ。トウモロコシも路上で焼いていました。

92種約4,700本におよぶ樹木のほか、初夏の訪れを告げるライラックまつり、YOSAKOIソーラン祭り、雪まつりやホワイトイルミネーションなどが有名です。まず向かったのは、近くにある・・・

石川啄木の像。啄木は北海道で代用教員の職や小樽、函館の新聞記者としては働いた

”しんとして 幅廣き街の 秋の夜の 玉蜀黍(とうもろこし)の 焼くるにほいよ”・・・。

「美しき北の都」「住み心地最もよき所」などと札幌を讃えた心情が吐露されていると言われています。

三日月状の石の滑り台(上の写真)。緩い勾配の箇所は殆ど滑りませんが、急勾配の箇所はスピードが出るようです。



これはモエレ沼公園のデザインをした有名な彫刻家ノグチイサムの作品。オブジェとしてだけではなく、楽しめるのがいいですね。

ライラックはヨーロッパ生まれの落葉花木とのこと。一般に親しまれているライラックという名称は英名で、日本でも呼ばれているリラという名称は、フランスでの名称。花は枝先に穂状に多数つけ、芳香があります。公園では、ライラックまつりの準備がなされていました。

左がホーレス・ケプロンの像

アメリカ合衆国から開拓師教師兼顧問として参画した。アメリカの自宅から数十種のライラックを試験的に持ってきたという。ケプロンの仕事は多岐に渡り、北海道の道路建設、鉱業、工業、農業、水産業など、開拓のほぼ全領域に渡っている。

右は、黒田清隆の像

北海道開拓長官黒田清隆の銅像。米国の農務長官ホーレス・ケプロンが顧問として招聘したのは黒田清隆。参議兼開拓長官など、幕末、明治と活躍。第二代内閣総理大臣でもある。

1926年に札幌控訴院として建てられ、1973年から札幌市資料館として用いられているそうです。

たくさんの噴水のあるこの公園では、たくさんの方々がゆっくりと時間を過ごしている。

大通公園近くにある札幌時計台。当時は、ビルもないので町のシンボルとしての役割を担っていたようです。
遠い札幌の町をイメージしながら、当時はさぞ魅力的な場所だったのだろうと思いました。

札幌テレビ塔からの眺め。昭和32年というから61年前。札幌のシンボル的存在で、夜は美しくライトアップされています。

テレビ塔から大通り公園を臨む。天候にも恵まれ、ゆったりと過ごすこと3時間。8千歩近く歩いていました。