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大切なものをひとつだけ

キャリア開発 : 2021年09月15日(水)

以前NHKで、「終末期医療を考えるセミナー」が放送された。
内容は、大切なもの、たとえば、自分の命、家族、恋人、趣味、仲間などを20枚のカードに書いていく。そして、ある条件のもと、1枚づつ手放していき、残った1枚のカードも最後には手放さなければならない。
今でも、悩みながらカードを手放す学生たちのことが強く印象に残っている。

この授業では、「命の意味」を学生に教えるために、

1.学生に自分の大切なものを20枚カードに書く。
2.自分が余命短い重病人であると仮定する。
3.自分=重病人が日に日に大切な物を1枚ずつ失っていく場面を想像してカードを切る。
4.最後の最後に残った自分の大切な物を失う辛さが、命の大切さを知るきっかけになるというもの

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番組を見て、ある学生が涙ながらに手放していく姿を見て、自分と重ね合わせた。
生きているうちはいいけれど、最後は、すべて捨てていかざろう得ない終末。そこから今の自分を考えていくことで、大切なものが見えてくるかもしれません